お久しぶりです。豊田です。
40歳を目前にして、謎の肩の痛みと腰痛に襲われ、最近やっと治ってきました。
今年は前厄なので、これ以上災難に遭わず平和に過ごせることを願ってます。
エンジニア支援制度を使ってみた
WYRDには「エンジニア支援制度」という、他の会社にはあまりない(と思う)制度があります。
これは「年間5万円を上限に、エンジニア活動への投資を会社が補助してくれる」制度です。
勉強のための書籍購入や、AWSなどのクラウドサービスの利用料金など、金銭的な理由でエンジニアが成長機会を逃すことのないように。という目的から導入されています。
今回はこの制度を利用して3Dプリンタを購入したので、それをブログにしようと思います。
3Dプリンタの選定
最近はホビー用途のプリンタも多数販売されていますので、性能・価格の両面で選定を進めました。
性能
性能面は以下のポイントを重視しました
- 整形がキレイ
- 使えるフィラメントの種類
- 騒音(稼働音)
整形については、新しいモデルほど精度が高くなっている感じなので、自ずと発売時期が最近のモデルがターゲットになります。
フィラメントについては、ひとまず一般的な PLA, ABS, PC, PET あたりが使えればよさそうです。(細かいことは使ってみないとわからないので)
騒音(稼働音)についても実際に使ってみないとわからないことが多いですが、ひとまずボックスタイプのものがよさそうです。
価格
今回は「エンジニア支援制度」を利用しますが、私1人だと上限5万円なので、社内で2人の同志を集めました。これで15万円までなら選択肢に入れることができます。
性能を第一優先にしつつ、価格が予算の範囲に収まるように選定を進めた結果、 FLASHFORGE Adventurer4 を購入することに決定!
お値段 96,800円!!(個人では絶対買わない)
開封の儀
昨今の半導体不足などの影響もあってか品薄状態が続いていたようで、注文から1ヶ月以上経ってやっと届きました。
めちゃめちゃデカイです。1m四方くらいで、当然ですがそこそこ重さもあります。(25キロくらい?)
早速開封していきます。
しっかり緩衝材なども入っていて、丁寧な梱包の印象。
取手がないので結構取り出しにくいです。
落としたら大変なので、やむ無く箱を切って取り出せるようにしました。
取り出したのがこちら。デカイ。
続いてセッティングしていきます。
フィルムなどを取り払っていきます。
嬉々としている姿は、まるでおもちゃを与えられた子供のようです。
こういう時の手の速さは、さすがとしか言いようがない。
付属品としてフィラメント1kgがついてくるので、これをセットしていきます。
セット完了!
それでは電源を入れてみます…
無事起動もできました!
初期不良とかなくてよかったー
プリントしてみる
3Dプリンタの購入検討段階から、社内で3DCADソフト(Fusion360)を使ったモデリングの勉強会を行ってきました。
プログラミングとはまた違う技術を駆使するので、大変ですが面白いですね。
今回はサクッと作った弊社のロゴを印刷してみます。
会社のロゴ→
ラフト(台座)をプリントしてます。
心配していたフィラメントの匂いは、(素材によるところはあると思いますが)ほとんど無く、稼働音も思っていた以上に静かです。
内部がハニカム構造になっていて、ある程度の強度も期待できそう。
約1時間で印刷終了。
少し糸を引いてるところはありますが、概ねキレイな感じです。
ラフトを剥がして、細かい部分を整えたら完成です。
なかなかキレイにできてますね。
せっかくなのでオフィスのエントランスに飾ってみました。
使ってみた感想
ネットでの評判も上々だったAdventurer4ですが、実際に使ってみるとやはり使いやすい印象でした。
タッチパネルのUIも日本語に対応していますし、印刷時間やヘッドの温度なども細かく表示してくれて、マシンを使ってる感を味わうことができます。
同一ネットワークに接続すれば、印刷を遠隔実行できます。
仕上がりもキレイですし、個人的には選定は成功だったと思います。
気になったところ
筐体がデカイ
個人ユースの場合は置き場所に困る可能性がありそうです。
その分大きなものを印刷できるというメリットもありますので、作りたいものと相談ですね。
遠隔カメラが残念(らしい)
実際に使ってみた人が言うには、あまり期待できないとのことでした。
私はあまり気にしないですが。
印刷時間が長い
これはAdventurer4に限った話では無いのですが、今回の印刷で1時間くらいかかったので、大きなものや密度の高いものを印刷する場合は、印刷時間を覚悟する必要があります。
まとめ
今回初めて3Dプリンタを実際に触ってみましたが、立体物を作れるというこれまでにない体験はかなり新鮮でした。
こういう体験を会社の制度を使ってできるのはありがたいことです。
まだまだわからないことも多いですが、もっとAdventurer4を使い込んで、色々作ってみたいと思います!(田んぼIoTで使えるケースなども作ろうと思ってます)