ご無沙汰しております。
WYRDの豊田です。
2月ごろからずーっと花粉症で苦しんでましたが、やっと最近落ち着いてきました。ほんと辛かった…
地元のかかりつけの耳鼻咽喉科は、この時期待合室にあふれんばかりの花粉症患者が押し寄せるため、待合室で4,5時間待たされ診察は5分という某夢の国もびっくりの混雑ぶりなので、最近は薬局で購入できる要指導医薬品に頼っています。
と、いきなり話が脱線しました。(花粉症で一つ記事がかけそうですが、それはまた別の機会に…)
■ 会社がお引っ越ししました
前回の記事でも報告させていただきましたが、弊社は3月にお引っ越ししました。
(引っ越したと言っても、前のオフィスから徒歩5分程度の距離です。)
新しいオフィスは広くてキレイで大変快適。
ですが、一つ問題がありました。
■ インターホン?なにそれ美味しいの?
新オフィスはエレベータを降りるとすぐにエントランスという構造になっているのですが、そこにはインターホンが無いんです。
■ 無いなら作りましょう
既製品を置いてもよかったのですが、IoTに取り組んでいる企業としては何かしら自前で用意したいところです。
幸いなことに会社には余っている Raspberry Pi Zero W があったので、これを使わない手はありません。
早速あり合わせのセンサー(人感センサー)を接続し、即席インターホンを作ってみました。
仕組みはラズパイに接続したセンサーが人を検知したら、ペアリングしてあるBluetoothスピーカーからチャイムを流すだけです。(無線接続なのでスピーカーは配線を気にしなくていいのがポイント)
これでエントランスに人が来たら、チャイムが流れるようになりました。
■ 誰が通っても鳴るインターホン
とりあえずチャイムが流れることで誰かがエントランスにいることはわかるようになりました。
ただ、当然ですが誰が通ってもチャイムが鳴ります。
自社メンバーが出入りしてもチャイムが鳴るので、そのうち誰も反応しなくなるという事態になりかねません。
■ 改良(その1)
即席とはいえ、やっぱり“人感センサー”で検知する仕様がイケていません。
なので秋月に赴き、追加でパーツ(ボタンスイッチ)を購入。
ボタンを押すことでチャイムが流れるように改良しました。
ご覧ください。このいかにも押したくなるボタン。
不思議なことに、これを置いておくだけで多くの人は「とりあえず押してみたくなる」のです。
これで自社メンバーなどがエントランスを通っても、無駄にセンサーが反応することもなくなり、なかなかいい感じになってきました。
■ 改良(その2)
まだ改良の余地があります。
それは「チャイムがオフィス側でしか流れないこと」です。
ボタンを押しても来訪者にはチャイムが聞こえないので、ボタンを連打したり、壊れてると思われてしまいます。
この問題を解決するために色々考えた結果、Bluetoothスピーカーの代わりに振動スピーカーを採用することにしました。
振動スピーカーとは
通常のスピーカーのように自前の振動板を振動させるのではなく、貼り付けた物体(ティッシュの箱や、ガラスの板など)を振動させることで音を出すスピーカーです。
つまり壁自体をスピーカーにすることで、オフィスの内外でチャイムを流すことができるようになるわけです。
いかがでしょうか。この素晴らしいソリューション。
■ IoTがどこかに行ってしまった…
ひとまず必要条件を満たし、インターホンは完成しました。
が…最終的に、IoTの感が無いシステムになってしまいました。
(Bluetooth、Wi-Fiを利用していないので、そもそもラズパイを使う理由が無い…)
せっかくインターネットに接続できるので、チャットツールにも通知を流すなど、更なる改良の余地はありそうです。(今後の課題ですね)
■ みなさんも是非ひと押ししませんか?
弊社のエントランスで絶賛稼働中のインターホン。是非ひと押ししにきてください。(どんなチャイムが流れるかは、実際に押してみてのお楽しみです♪)