こんにちは、代表の大越です。
今年も浅草鷲神社で行われた酉の市で、恒例の熊手を購入してきました。2008年に初めて熊手を手にしてから、今年で17回目となります。毎年この時期になると「もうそんな季節か」と思いながら、熊手を手にするたびに「また1年頑張ろう!」と決意を新たにする大切な行事です。
今回は、熊手を買い始めたきっかけや、酉の市の魅力、そして今年購入した熊手に込めた想いをお話します。
熊手との出会い
熊手を初めて購入したのは、2008年11月のことでした。当時はリーマンショックの影響で経済が不安定になり、私たちWYRDの仕事も大変厳しい状況にありました。受注が細り、不安が募る中で「何とか流れを変えたい」という思いで、浅草鷲神社で開催されている酉の市に足を運んでみました。
参拝後、たくさんの熊手屋さんを見て回り、一番お客さんが集まっていた「福田屋」さんを訪れ、そこで初めて熊手を購入しました。最初の熊手は小さなものでしたが、当時手にした時はとても大きく感じ、不思議な力をもらった気がしました。それ以来、熊手を購入することが弊社の年末の恒例行事となり、今年で17年目を迎えます。
酉の市とは
酉の市(とりのいち)は、毎年11月の酉の日に開催される伝統行事で、商売繁盛や開運を祈願する場として多くの人が訪れます。酉の市の会場では、「福をかき集める」とされる縁起物の熊手が無数に並びます。その熊手には、稲穂や小判、招き猫、七福神などが華やかに飾られ、商売繁盛を象徴するデザインが施されています。購入する際には、店主や職人さんたちが商売繁盛の掛け声とともに手締めを行い、一層の縁起を担いでくれます。この活気あふれる雰囲気が、酉の市の大きな魅力です。
東京では浅草の鷲神社や、新宿の花園神社、目黒の大鳥神社などで酉の市が開催されています。2024年は一の酉(11/5)、二の酉(11/17)、三の酉(11/29)が開催日となります。
WYRDでの17年間の熊手購入の歴史
私たちWYRDでは、初めて熊手を購入した2008年から「福田屋」さん一筋で毎年熊手を購入しています。熊手は一般的に、前年より少し大きなものを購入することで商売の成長を願う風習があります。しかし、熊手はサイズが大きくなるとその分飾るスペースが必要になるため、2014年に購入したサイズが会社に飾る大きさの限界となり、それ以降は毎年同じサイズを購入しています。
ただ、サイズが変わらないことで商売が停滞するのは縁起が悪いので、福田屋さんに渡すご祝儀を毎年少しずつ増やすようにしています。ご祝儀を多くお渡しすることで、福田屋さんがより一層盛大な掛け声をかけてくださり、縁起の良い雰囲気を全員で共有しています。
今年の熊手は赤神輿
今年の熊手は、弊社の企業カラーである赤を基調とした華やかなデザインで、中央には3基の赤神輿が飾られています。この赤神輿には「皆で力を合わせて挑戦する」という想いを込めています。
福田屋さんからは「今年の熊手は一層の繁盛を祈って特別に豪華に仕上げました」との言葉をいただき、今年も素晴らしい熊手を迎えることができました。熊手はオフィスのエントランスに飾っていますので、出社の度にパワーを頂いています!
最後に
この記事を読んで、「熊手ってどんなものだろう?」と思われた方は、ぜひ浅草鷲神社の酉の市を訪れてみてください。きっとその賑やかな雰囲気と熊手の魅力に引き込まれることと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。