Ruby World Conference 2019 レポート

今年も11/7,8で開催された年に1度のRubyの祭典 Ruby World Conference に行ってきました。
今回はWYRDメンバーとパートナーメンバーあわせて総勢10名と過去最多人数での参加!

初日午前中のMatzの基調講演を聞くために前日夜入りして、まずはWYRDメンバーで軽く前夜祭^^

2019.11.06 前夜祭は毎年「 彩鮮酒楽やぁ」

翌朝は寝坊せずに会場のくにびきメッセへ!

2019.11.07 くにびきメッセ

早めに行ったつもりでしたが既にたくさんの来場者が来ていました。
今年のWYRDノベルティは、メンバー似顔絵チロルチョコとマイクロファイバークロス!

RWC2019 WYRDノベルティ

午前中はMatzの基調講演「How to dominate the world」
会場は超満席で立ち見も出るほどでした。
当日のプログラムはこちら 
※各講演の資料と映像がYoutubeで見れます

RWC2019 Matz基調講演

お昼御飯は松江城近くの八雲庵さんで美味しいお蕎麦を堪能
あまりの美味しさに「鴨なんばん」と「割子そば4枚」を食し大満足!

八雲庵で蕎麦ランチ
鴨なんばん と 割子そば

午後は1階のサテライト会場で仕事をしながら講演を聞くスタイル。
平日開催なので東京での仕事は動いてるから合間見てちょこちょこ仕事なんです。

サテライト会場にて講演聞きながらお仕事

初日の講演も終わり、夜はレセプション。
美味しい島根料理に美味しい島根のお酒で、参加者の方々と近況報告したり情報交換したりおしゃべりです。

レセプション後半になるとMatzとの写真撮影行列ができるので、行列できる前にMatzにお願いしてスポンサーボード前で記念撮影!

ちなみに昨年までは「Goldスポンサー」でしたが今年は新設された「Nurseryスポンサー」で協賛。
ここ最近お子さん連れでこのConferenceに参加される方がちらほらいましたので、もっとお父さんお母さんエンジニアが参加しやすいようにと託児所費用を提供させて頂きました。

レセプションにてMatzと集合写真
託児所の看板

創作料理と島根の唄-縁(えにし)さんでのRWC2019オフィシャル2次会にも参加
とっても盛り上がった1日でした!

RWC2019 オフィシャル2次会

2日目は早朝から出雲大社観光へ
日中はめちゃくちゃ観光客で混むのでゆっくり参拝したいなら9時前がオススメです。
今年はちょうど出雲大社での神在祭(11/7~11/13)にかぶったので、いろいろなご縁をお願いしてきました。

2019.11.08 出雲大社観光

お昼前に出雲から松江に戻り連日の八雲庵にて早めの昼食。
「鴨なんばん」に「5種割子そば」を頂きました。美味しかった^^

2日連続の鴨なんばん
5種割子そば

2日目午後の講演も終わり、最後は実行委員会副委員長のNacl井上社長のクロージング
昨年に続き今年も2年連続の来場者数1,000人超えと大盛況の会でした。

Nacl井上社長によるクロージング

翌日は島根観光組とRWC2019ゴルフコンペ参加組に分かれて別行動。
スコアは残念な感じでしたが、11月にしては暖かく晴天のゴルフ日和で楽しませて頂きました。

2019.11.09 RWC2019 お疲れ様ゴルフコンペ

あれだけ蕎麦食べたのにまだ飽き足らず最後に出雲空港でラスト蕎麦^^;

搭乗10分前に最後の出雲そば

また来年もできるだけ多くのメンバーでRWC2020に参加したいと思います!
実行委員の皆さま、事務局の皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m

カテゴリー: Ruby

WYRD主催 稲刈りツアー2019 レポート

WYRD大越です。

うぃるどん ぶろぐだどん全体として約5ヶ月ぶりの投稿です。

これにはいろいろと訳がありまして…

5月下旬にこのブログ運用している某レンタルサーバが不具合を起こしまして、タイミングが悪かったのか運が悪かったのか全部ふっとんでしまったのです!!!

普段、クライアントに対しては、本番同様の待機系構成を持つべきだとか、バックアップは絶対必要だとか言ってるのに、自社のサーバは疎かになっていたという「医者の不養生」といった感じですね。

さらに本業多忙の時期も重なって復旧作業を後回しにしてたら5ヶ月経ってしまいましたorz
これからまた以前のように記事投稿していくのでご愛読宜しくお願いします。

 

復旧1本目は、10/5(土)-10/6(日)で開催した「稲刈りツアー2019」についてお伝えします!

2019.10.05 杭掛け天日干し完成!集合写真

2014年から開催して今回で6回目となる稲刈りツアー

そもそも、Webシステム開発事業がメインの ウィルド がなぜこんなことをしているのかと言うと

遡ること6年、2013年8月末に東京神田で開催された30人くらいの小規模な異業種交流会に参加した際、
「今日新幹線で山形から来ました!美味しいお米を作ってるので東京で販売してくれる方を探しに来ました!」
という米農家 猪野国雄 さんがいて、わざわざ山形から来るなんて気合い入ってるなーと話しかけたのがきっかけでした。

交流会後に近くの居酒屋に2人で飲みに行き、4時間近くお米への情熱を聞き「一度山形県高畠町に来てくれ!」とお願いされ、これ「行く」って言わないと帰れないパターンだなと思い、とりあえず「行く!」と返事したのが始まり。

約1ヶ月後の2013年10月に家族で稲刈り杭掛け天日干し作業を体験しに山形県高畠町に!

2013.10.05 杭掛け天日干し初体験

私自身も家族も稲刈りは人生で初体験。
毎日あたりまえのように食べている「お米」がどのようにできているのかを知る貴重な体験となりました。

そこで、都会育ちの人にも同じようにこの体験に興味を持つ人がいるのでは?と思い、知人に声を掛けたところ「行ってみたい!」という声があったので、2014年の秋から稲刈りツアーを開催。

最初は5月の田植えと10月の稲刈りだけでしたが、次第に4月の苗作り、7月の田んぼ溝切り、8月の有機肥料撒き&雑草抜きなど、今では年間で延べ100人近くの人が参加しています。

そんなことしてたら、地元の新聞社さんが取材に来られてこんな記事にもなっちゃいました。

2017.06.06 山形新聞

今回は、東京から17名が参加。
結構はまってしまう方も多く、17名中リピーターが12名というリピート率の高さ!
作業工程を理解している方が多く、農家さんにゼロから教えてもらうことなく動けるのでめちゃくちゃ戦力になるのです!

杭打ち作業
天日干し作業

2時間ほどで杭掛け天日干しを終わらせて、次は雑草抜き作業。

無農薬栽培しているためたくさん雑草生えてしまうので、手で雑草を抜かなければなりません。
色々な種類の雑草が生えているのですが、クサネムという豆科の雑草が厄介で米粒と同じ大きさなので収穫時に混入してきます。
出荷前に色彩選別機で異物を弾きますが100%ではないので、雑草抜きは収穫前にできるだけ原因除去してクオリティを上げるための大事な作業です。

雑草抜き(手作業です!)

稲刈り杭掛け天日干しと雑草抜き、計3時間半ほどの農作業を終えて本日の農業体験は終了。

夕ご飯は近くの まつたけ料理屋 フレッシュマートたねや さんで地物松茸料理フルコース!!!
松茸ホイル焼き、松茸すき焼き、松茸土瓶蒸し、松茸茶わん蒸し、松茸御飯と松茸だらけ^^
東京で食べたら○万円しそうな料理が、高畠では7千円くらいで頂けます!(※その年の収穫量により値段は変動します)

松茸料理フルコース!

翌朝は近くの稲子山に松茸狩りに有志8名で入山。入山料は1人2,000円で採れた分は全部持ち帰ってOK。

今年は9月に雨が全然降らなかったこともあり「不作」と聞いてましたが、高畠に来たからには登らなければと2,000円握りしめてみんなで入山届に記帳。

朝5時 稲子山入山

当日は朝から雨がぱらつきコンディション悪く、6時過ぎには本降りとなってきたため、事故の危険性も高くなるので7時に下山。
過去の稲刈りツアーでは、毎年2,3人が採れていたのですが、今年は残念ながら誰も採れませんでした。
来年リベンジします!

収穫ゼロでしたが雨の中よく頑張りました!

本当は日曜日も農作業を予定していたのですが、雨が降ってしまって作業が難しいとのことで高畠町一番の観光スポット 高畠ワイナリー さんに伺いました。

世界のコンクールで数々の賞を受賞しているワイン、スモークハウスファイン さんのソーセージ、地元高畠の漬物、厳選素材のドレッシング、ジャムなど、たくさんの高畠土産を購入して今回の1泊2日稲刈りツアーはお開き。

高畑ワイナリ見学&お土産購入

こんな感じで1泊2日の農業体験を実施しております。
次回は下記日程で開催予定しておりますので、ご興味ある方はお問い合わせください!

・2020年 5月23日~24日(予定) 田植えツアー
・2020年10月 3日~ 4日(予定) 稲刈りツアー

最後にいつも農業体験を受け入れてくれてる いのファーム 猪野国雄 さんのお米の紹介です。
つや姫、こしひかり、夢ごこち、ミルキークイーンに加えて、今年は山形の新ブランド米「雪若丸」も作付けしてみました。
20俵(1,200kg)の数量限定販売となりますので、この機会に是非お試しください!

蔵出し米.com

お手製インターホンを作りました

マスクと花粉用メガネは必需品です

ご無沙汰しております。
WYRDの豊田です。

2月ごろからずーっと花粉症で苦しんでましたが、やっと最近落ち着いてきました。ほんと辛かった…

地元のかかりつけの耳鼻咽喉科は、この時期待合室にあふれんばかりの花粉症患者が押し寄せるため、待合室で4,5時間待たされ診察は5分という某夢の国もびっくりの混雑ぶりなので、最近は薬局で購入できる要指導医薬品に頼っています。

と、いきなり話が脱線しました。(花粉症で一つ記事がかけそうですが、それはまた別の機会に…)

■ 会社がお引っ越ししました

前回の記事でも報告させていただきましたが、弊社は3月にお引っ越ししました。
(引っ越したと言っても、前のオフィスから徒歩5分程度の距離です。)

新しいオフィスは広くてキレイで大変快適。
ですが、一つ問題がありました。

■ インターホン?なにそれ美味しいの?

新オフィスはエレベータを降りるとすぐにエントランスという構造になっているのですが、そこにはインターホンが無いんです。

来客や宅配業者さんが来ても気づけない

■ 無いなら作りましょう

既製品を置いてもよかったのですが、IoTに取り組んでいる企業としては何かしら自前で用意したいところです。

幸いなことに会社には余っている Raspberry Pi Zero W があったので、これを使わない手はありません。

早速あり合わせのセンサー(人感センサー)を接続し、即席インターホンを作ってみました。

仕組みはラズパイに接続したセンサーが人を検知したら、ペアリングしてあるBluetoothスピーカーからチャイムを流すだけです。(無線接続なのでスピーカーは配線を気にしなくていいのがポイント)

こんなイメージ
小型Bluetoothスピーカー(EWA A106)

これでエントランスに人が来たら、チャイムが流れるようになりました。

■ 誰が通っても鳴るインターホン

とりあえずチャイムが流れることで誰かがエントランスにいることはわかるようになりました。

ただ、当然ですが誰が通ってもチャイムが鳴ります。
自社メンバーが出入りしてもチャイムが鳴るので、そのうち誰も反応しなくなるという事態になりかねません。

■ 改良(その1)

即席とはいえ、やっぱり“人感センサー”で検知する仕様がイケていません。

なので秋月に赴き、追加でパーツ(ボタンスイッチ)を購入。
ボタンを押すことでチャイムが流れるように改良しました。

赤いボタンを押すと音楽が鳴る仕組みに変更

ご覧ください。このいかにも押したくなるボタン。
不思議なことに、これを置いておくだけで多くの人は「とりあえず押してみたくなる」のです。

これで自社メンバーなどがエントランスを通っても、無駄にセンサーが反応することもなくなり、なかなかいい感じになってきました。

■ 改良(その2)

まだ改良の余地があります。

それは「チャイムがオフィス側でしか流れないこと」です。
ボタンを押しても来訪者にはチャイムが聞こえないので、ボタンを連打したり、壊れてると思われてしまいます。

エントランス側には音が聞こえない

この問題を解決するために色々考えた結果、Bluetoothスピーカーの代わりに振動スピーカーを採用することにしました。

振動スピーカーとは

通常のスピーカーのように自前の振動板を振動させるのではなく、貼り付けた物体(ティッシュの箱や、ガラスの板など)を振動させることで音を出すスピーカーです。

つまり壁自体をスピーカーにすることで、オフィスの内外でチャイムを流すことができるようになるわけです。

壁自身をスピーカーに
白い四角形の物体が振動スピーカー
実際にはガラスの枠を振動させている

いかがでしょうか。この素晴らしいソリューション。

■ IoTがどこかに行ってしまった…

ひとまず必要条件を満たし、インターホンは完成しました。

が…最終的に、IoTの感が無いシステムになってしまいました。
(Bluetooth、Wi-Fiを利用していないので、そもそもラズパイを使う理由が無い…)

せっかくインターネットに接続できるので、チャットツールにも通知を流すなど、更なる改良の余地はありそうです。(今後の課題ですね)

■ みなさんも是非ひと押ししませんか?

弊社のエントランスで絶賛稼働中のインターホン。是非ひと押ししにきてください。(どんなチャイムが流れるかは、実際に押してみてのお楽しみです♪)

オフィス移転しました

WYRD大越です。かなり久々の登場です。

WYRD創業から13年、先日5つ目のオフィスに移転しました。

渋谷 私書箱オフィス(6ヶ月)

恵比寿 窓無し 7㎡(1年)

御徒町 窓2面 20㎡(4年)

御徒町 窓3面 75㎡(7年5ヶ月)

御徒町 窓4面115㎡(2019年3月~)

創業時は住所だけの私書箱レンタルオフィスからのスタート。
ゆっくりではありますが徐々に人数も増え会社も成長したなと感じます。

ここ11年はずっと御徒町なわけですが、御徒町にこだわる理由は3つ

・PCパーツや電子部品を調達できる秋葉原が徒歩圏内
・台東区の手厚い融資制度を利用しているので台東区縛りがある
・御徒町を中心に東西南北に結構遠くから通ってる社員多数のためもう動かせない(これが一番大きな理由)

なので、この先のオフィス移転も上野・御徒町・秋葉原あたりが候補になると思います^^;

今回のオフィス移転は過去のオフィス移転と大きく違うところがあって、
実は過去3箇所のオフィス(私書箱オフィス除く)はすべて新築物件だったんです。
なので、1件内覧して即決な感じでオフィス選びにはあまり苦労しませんでした。

今回は希望エリアに新築物件がなかったので気になる物件を片っ端から内覧するも、
実際に見てみるとボロいとか、天井低いとか、トイレが男女共用とか気になる点も多々あって。

やっといい物件見つけたー!と思って申込したら他社に負けるなど、
結局物件を探し始めてから4ヶ月してやっと今の物件に決まりました。

オフィス全体写真
エントランス
リフレッシュスペース

築30年の物件ではありますが、部屋はフルリノベーションされていて会議室、リフレッシュスペースなども設置済み。
外壁、エントランス、エレベータ等も全部総工事なので、ビル全体も部屋も見た目は新築同然な感じです。

きれいで広いオフィスは社員のモチベーションもアップしますし、
採用面でもWYRDで働きたいと思ってもらう大事な要素ですね。

さて、実際の引越し作業ですが、社内で一番暇なのはもちろん私なので、
引越日の1週間前くらいから新オフィスで椅子作ったり、机の搬入したり、OAフロア下に電源這わせたり。

床下にOAタップ這わせます

引越は毎回お願いしてるアート引越センターさんにお願いして9時~15時で終了。
そのあと社員4人で荷ほどき片付けして月曜日から最低限動ける状況にして引越作業完了。
手伝ってくれたメンバーと一緒にお疲れ焼肉!

とりあえず搬入と最低限の荷ほどき完了
お疲れ焼肉の図

翌週の移転営業開始日以降、お祝いの花がたくさん届きエントランスを華やかにして頂きました!
お菓子やお酒もたくさん頂き、みんなで美味しく頂きました!
皆さまありがとうございましたm(_ _)m

お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

「平成30年度 東京都ライフ・ワーク・バランス認定企業」に選ばれました!!!

先日の台東区ワーク・ライフ・バランス認定企業に続き「平成30年度東京都ライフ・ワーク・バランス認定企業」に選ばれました。
こちらも「平成26年度東京都ワーク・ライフ・バランス(長時間労働削減部門)」で認定されてからの2度目の受賞。

2月7日に東京国際フォーラムにて認定授与式が行われました。

会場では、 働き方改革の取組やライフ・ワーク・バランスの実現を促進するため、 先進企業の具体的かつ実践的な取り組み事例の紹介や、職場環境の改善や生産性向上に効果的な支援ツールを展示する総合展「ライフワークバランスEXPO東京2019」が開催されWYRDも参加させて頂きました。

当日WYRDのブースの様子はこちらです。

WYRDと言ったら!!!という事で
社員みんなの似顔絵と熊手をスタンバイしました。

そして…いよいよ認定授与式です。


認定企業11社の中から特に取り組みが優れた企業に「大賞」「知事特別賞」が東京都知事小池百合子さんから発表されます。
ドキドキドキドキと待っていましたが……残念ながら「大賞」「知事特別賞」には選ばれませんでした。
しかし、応募数35社の中の認定企業11社の1社になれた事、大変誇りに思います。

弊社代表の大越も皆さんの前で事例紹介をさせて頂きました。

眼鏡が目立っていたようで…終了後「あなたの社長インパクトあるね!」
とたくさんの方に声をかけて頂きました!!!

1日たくさんの方に足を運んで頂き、色々なお話しをさせて頂きました。
WYRDの取り組みの「おやつタイム」「上長との月1面談」が大変好評でした。
コミュニケーションをどのように取っていくかというのが課題だと言っていた企業様もいましたので少しでも参考にしていただければと思います。

また、私自身も他の認定企業様や来場者様と交流する事が出来、色々と参考になりました。

その中でも、ある企業の社長が

「社員が幸せでないとお客様を幸せにできる訳がない!」という言葉に改めて初心に戻された気持ちです。

認定されたから満足ではなく、これからもWYRDはWYRDらしい取り組みをしていきたいと思います。

カテゴリー: WLB

田んぼIoT in 2018 その4

あけましておめでとうございます。
WYRDの豊田です。

始まったばかりの2019年ですが、気づけばもう1月も半分が終わってしまいましたね。本当にあっという間です。

昨年末から3回に分けて弊社で取り組んできた「田んぼIoT」の振り返りをしてきました。過去の記事はこちらからご覧いただけます。

今回は4回目、とうとう最終回です。
前回のように技術の話は少なめで、活動報告的な内容になります。

おさらい

試行錯誤の末、昨年の春に田んぼに設置した田んbotですが、なんとか稲刈りまでの約半年稼働させることができました。

田植え直後の様子
稲刈り直前の様子

田植えから稲刈りまでの期間の気温と地中の温度を計測・蓄積するという、当初の目的は達成できたのではないでしょうか。
今回の取り組みで見つかった反省点は、今年の改良版田んbotに活かしたいと考えています。

ちょっと変わった取り組み

一年間、WioLTEを使って「温度を計測する」というチャレンジをしてきたわけですが、データが蓄積できたら終了。というのは少し寂しいですよね。

せっかくの取り組みをもっといろんな人に知ってもらいたいと思い、その1の記事でも書いた通り、RubyWorld Conference 2018のスポンサーブースに展示(設置)しようと考えました。(WYRDはGoldスポンサーとして協賛しています)

RubyWorld Conferenceとは

Ruby処理系をはじめとしたRuby関連技術の最新情報や、言語仕様の標準化の動向、先進的な事例などを紹介するさまざまなセッションを通じて、Rubyがより多くの領域に普及していくことを願っています。

RubyWorld Conference 2009 開催趣意書 より

年に一度、プログラミング言語 “Ruby” を使う企業、エンジニアが集い、Rubyに関する情報交換や取り組みを発表、報告する一大イベントです。

Rubyの祭典に田んbotを展示するわけですが、(過去の記事に書いた通り)田んbotには全くRubyの要素がありませんでした。
Rubyと全く関係の無いものを展示しても面白みがありませんよね。

色々検討した結果、組み込み向けに開発されている “mruby/c” というプログラミング言語を使って、田んbotを動かそうという話になりました。

mruby/cは、Rubyの特徴を引き継ぎつつ、プログラム実行時に必要なメモリ消費量が従来のmruby(福岡で開発された組込み向けの軽量Ruby)より少ないmrubyの実装です。

しまねソフト研究開発センター「mruby/cとは」より

WioLTEをmruby/cで動かそう

muryb/cでWioLTEを動かす。とは言っても、最終的な(センサーから温度を取得したり、データをサーバーに送信したりといった)処理は、C言語で実装しなければならず、そこについてはこれまでの実装をそのまま流用することになります。

簡単に説明すると、C言語で実装した各種関数を、mruby/cから実行する。という仕組みになります。

mruby/cで実行するには、いくつか気をつける点はありますが、これで動作するようになります。※具体的な説明は割愛します

ライブラリを更新したら、パラメータの仕様が変わってて全然動かなくなったり、相変わらずトラブルはありましたが無事稼働させることができるようになりました。

田んbot(mruby/c ver.)展示へ

無事、田んbot(mruby/c ver.)を展示することができ、開催期間中はたくさんの来場者の方に興味を持ってもらえました。(こちらの記事もどうぞ)

会場の気温を計測しサーバーに蓄積。それを表示するWebサイト(もちろんRuby on Rails)も用意して、iPadで表示させることで、とてもコンパクトな田んbotの完成です。

まとめ

2018年は本当に田んぼIoT漬けの1年間だったように思います。
この取り組みを、株式会社ソラコムさんにも興味を持っていただき、SORACOM conference “Discovery” 2018で登壇させていただくなど、本当に色々な体験をすることができました。

SORACOM UG登壇の様子は後日動画を公開予定です

まだまだ小さな取り組みではありますが、少しずつできることを増やしていきたいと思います。

今年も田んぼ設置に向けて頑張りたいと思います。
面白いネタが集まったら、また記事を書こうと思いますので楽しみにしていてください。

田んぼIoT in 2018 その3

今回は SORACOM Advent Calendar 2018 19日目の投稿も兼ねています

当初の予想通り、話が長くなってしまって今回で3回目の投稿になります。

ウィルドの豊田です。こんにちは。

現在ウィルドで取り組んでいる田んぼIoTの1年を振り返った記事を書いています。超大作なので何回かに分けて投稿してます。

過去の記事はこちらから
田んぼIoT in 2018 その1
田んぼIoT in 2018 その2

前回は実際に田んぼで長期間稼働させるための課題と解決までの試行錯誤について書きました。

今回は、もう少し脱線(?)して、課題ではないけれど大変だったこと(主にWioLTE関連)編として書きたいと思います。


過去の記事でも書いていますが、田んぼIoTプロジェクトの目的となる「田んぼの温度を計測し、その結果をサーバーに蓄積させることができる」要件を満たすハードとして、WioLTE JP Versionを選定しました。

WioLTE(ワイオ エルティーイー)とは

Seeed社が開発しているマイコンモジュール。
Groveコネクタを搭載してるので、センサー類の接続がとても簡単。
nano SIMを挿入することで、携帯電話回線を利用した通信を行うことが可能。

今回は株式会社SORACOMのIoT向けSIM「Air SIM」を利用しました。


C言語が書けない(読めない)と大変だよ事件

のっけから、そもそもの話になってしまうんですけども。

WioLTEを動作させるには、もちろんプログラミングが必要です。
WioLTEのプログラミングには、IDE(統合開発環境)が利用できます。

統合開発環境とは、ソフトウェアの開発において用いられるエディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガ、その他の支援ツールなどを統合・統一化した開発環境のことである。

Weblio辞書「統合開発環境」より抜粋

難しい単語が並んでますが、、、ざっくり言うとこれがないと開発ができないってことです。
WioLTEはオープンソースハードウェアマイコンとして有名なArduinoのIDEを利用できますので、これをパソコンにインストールしてプログラミングするわけです。

プログラミングにはC言語(厳密には”Arduino言語”として一部拡張されています)を使います。
つまりC言語を書けないと本格的なプログラミングは難しいです。

※もちろんサンプルプログラムなどが付属しているので、それをつなぎ合わせたりするだけで最低限の動作は可能(それでも読むスキルは必要)ですが、改造する場合はやはり最低限の知識は必要になります。

私自身は、かつて仕事でC言語の業務に携わったこともあり、(昔のことなので忘れている部分はありますが)プログラムを書くことができました…大変だった…

IoTに興味がある人へのハードルを上げるつもりは無いんですが、必要最低限のC言語に関する知識は必要になりますので、プログラミング未経験の方は注意が必要です。
(詳しい人からは細かいツッコミがあるかもしれませんが、かなり簡単にまとめてますのでご了承ください)

最初から堅い話になってしまいました。すみません。


D20番ポートはそのままだと電力供給されない事件

気を取り直して行きましょう。
タイトルでネタバレしてますけどね(笑)

悪戦苦闘しながらも温度を計測するためのサンプルプログラムを書いたので、早速温度を計測するところまできました。

温度計測にはDS18B20という防水タイプのデジタル温度センサーを使用しました。

この温度計をD38番ポートとD20番ポートに差し込んで…

スイッチオン!

…んー??D20番ポートの温度計だけ計測できません。

D38番ポートに接続した温度計は正常に温度計測できているようです。
温度計を入れ替えても相変わらずD20番ポート側は正常に動作してくれません。

どうやら、原因は温度計ではなくWioLTE側にありそう…

WioLTEのライブラリ周りをいろいろ調べた結果、D38番ポート以外は電力供給するための宣言をプログラムに明記しないといけないそうです。

これをプログラムの中で実行することで、無事D20番ポートでも正常に温度が計測できるようになりました!

公式ドキュメントを読むのは大事ですね。。。


SDカードどこに挿すの?事件

正直こっ恥ずかしいミスだったんですが、いい思い出なので書きます。

今回はWioLTEで温度を計測して、携帯電話回線を使ってサーバーに温度を送信する仕組みなんですが、

何かしらの原因でサーバーにデータが送信できなかった場合の保険(バックアップ)の仕組みを考える必要がありました。

WioLTEにはmicroSDカードスロットが搭載されているので、計測データをサーバーに送る処理とは別で、SDカードにも温度を書き込んでおくことで、データの消失対策ができると考えたんです。

俺マジ天才じゃね?(盛大な振りです

と思いながら手元のmicroSDを差し込もうと思ったところで事件は起きたんです。

SDカードスロットどこ???

本体を見回しても、SIM用のスロットしか見つかりません。
2枚目の写真の左下にスロットらしきものがありますが、ここはSIMを挿すところなので違います。(盛大な振りです

これではSDカードが挿せないので、当初考えていたSDカードへのデータ蓄積ができないことになってしまいます。これは困りました。

最終的には外付けのSDカードシールドを買ってきて、接続しようと試みる事態に。

そんな時、ふとSeeedさんのWioLTEハードウェア仕様を見ていたら、ある文字が目に飛び込んできました。

TFカード (2 in 1 socket)

Seeed WioLTEハードウェアwiki

TFカード(=microSDカード)2 in 1socket…???

その時嫌な予感がしました。
恐怖に震えながらWioLTEのSIM用ソケットをよーーーーーーく見てみると…

あああ!!!震えてしまって写真がッ!!!!

ありました。SDカードスロット(笑)
なんとSIMとの2階建て構造とは想定外でした。

よーく見れば、ちゃんと本体にも書いてある始末…

やっぱり、公式ドキュメント(略


USBケーブル選定は大事だよ事件

(他にもたくさんドラマがありましたが一気に飛ばして…)紆余曲折ありながらも諸々の課題をクリアして、とうとう田んぼに設置するところまで来ました。

設置に際し、電源(バッテリー)とWioLTEが物理的に少し離れた場所になりそうだったので、USB延長ケーブル(某有名メーカー品)を用意していきました。

田んぼの中で設置作業を進め、バッテリーから延長ケーブルを経由してWioLTEを接続させます。

これで万事うまく行くと思ってたんですが、ここに来て何故かWioLTEが起動しなくなる事態に。
もう少し厳密には、起動しようとするけど電力(電圧?)が足りずに落ちてしまっているように見えます。

問題を切り分けるために、一度延長ケーブルを取っ払って(無理やりWioLTEをバッテリーの近くに持ってきて)起動したところ、正常に稼働しました。

どうやら延長ケーブルに問題がありそうな感じ。
ただ、その当時は何が原因なのかハッキリと特定できず、とりあえず延長ケーブルを使わないように配置を工夫することで問題を回避しました。

後日、Seeedさんの公式ハードウェア仕様を閲覧していた時に、こんな一文が。

USBケーブルの抵抗が大きい場合、LTEモジュール電源をONしたときに再起動してしまう事象が発生しています。

Seeed WioLTEハードウェアwiki

どうやら、延長ケーブル(結構長いタイプ)を使ったために、バッテリーからWioLTEまでの電気抵抗が増大し、WioLTEに十分な電力が届かず起動失敗してしまったようです。(最新モデルではこの問題は解消されているようです)


最後に

今回は、過去2回の記事よりも長くなりました(汗)
もっと細かいことを上げれば、まだまだネタはありそうですが(私の体力と時間の限界で)今回はこの辺にしたいと思います。

次回は(まだあるのか!)田んぼで稼働させたプログラムをmruby/cで動かそうと試行錯誤したお話を書く予定です。
多分これで最後かな?

田んぼIoT in 2018 その2

待望の第二弾!おまたせしました!

ウィルドの豊田です。

前回の記事ではIoT部の設立からハードの選定、システムの全体像について書きましたが、それを実現するために解決しなければいけない課題を挙げました。

まずは課題をおさらいします。

■田んぼの状態を監視するので、屋外での稼働が可能であること

▶防水対策必須

■長期稼働(田植え〜稲刈り)が可能であること

▶電源問題

▶装置側の省電力化

■計測したデータは遠隔からも閲覧(場合によってはメール通知)可能であること

▶計測データのプッシュ送信

 

今回はそれぞれの課題をどのようにクリアしたか説明していきたいと思います。

 

★防水対策

今回採用したマイコンボードWioLTE JP Versionは大きさは5cm × 5cm程度の小さなボードです。

小さいのにSIMを入れれば通信できるんです。

これだけ小さければ、アレに入れられますね。

アレ

100円ショップで買える「タッパー」です。プロトタイプを作るときの定番(らしい)です。

サイズも豊富なので適度な大きさのタッパーを買って加工。

素材がプラスチックなので加工も比較的簡単

空けた穴は温度計のセンサー配線用に2箇所。電源USB用に1箇所。本体を固定するための足場に二箇所。

あとは空けた穴をグルーガンで埋めてタッパーのフタをすれば、防水対策は完了です。

ちなみにグルーガンも100円ショップで買いました。

 

★電源問題

次は電源問題です。

電源問題はIoTを考える上でほぼ間違いなく頭を悩ませる問題になります。

電源(コンセント)なんて無い場所で動かすことのほうが多いですからね。

 

田んぼの温度を計測するので、やはりコンセントなんてありません。更には田植え〜稲刈りまでの約6ヶ月間、電源供給を可能にしなければいけません。

ということで選択したのが

「バッテリー(蓄電)」+「ソーラーパネル(発電)」

の組み合わせです。特にサプライズのない当然の選択ですかね。日中発電した電力をバッテリーに蓄積、夜間(悪天候時)にバッテリーの電力で稼働させます。

バッテリーにもソーラーパネルにも容量(蓄電できる量/発電できる量)があるんですが、今回はかなりマージンをとって大きめのスペックのものを用意しました。

本当は小型化なども検討したかったんですが、そこまでのノウハウが無かったので割り切りました。

鉛ディープサイクルバッテリー
型番    :WP22-12NE
サイズ   :181mm x 76mm x 167mm
定格蓄電容量:12V22Ah(20時間率)
重さ    :6.31kg

ソーラーパネル25W
型番         :AT-MA25SG
公称最大出力     :25W
公称最大出力動作電圧 :18V
公称最大出力動作電流 :1.39A
公称開放電圧     :22.5V
公称短絡電流     :1.5A

 

ちょっとよくわからない数字が並んでますが軽く流しましょう。

これで電源問題はクリア!

 

★装置側の省電力化

上で説明した通り、今回のバッテリーとソーラーパネルはかなり大きいサイズのものを用意しましたので、本体側の消費電力を抑える仕組みは必須ではなかったんですが、何があるかわからないし、できることはすべてやっておこうと思ってやりました。

仕組みは単純で、必要な時(温度を計測する時)以外はマイコンの不要な部分の電源をOFFにして、消費電力を抑えます。

DeepSleepモード

WioLTE(に載っているチップ)は、プログラミングで前述の「不要な部分の電源をOFF」にすることができます。

また、電源をOFFにする前にタイマーを設定することで、特定の時間に再起動させることが可能なんです。

ここで重要なことなんですが

 

 

 

 

 

簡単そうに言ってますけど、めっちゃ難しいんですよ。

 

 

 

 

試行錯誤はしたものの、結局自力での実装は諦めました…

実際に作られた方が解説とソースを公開されていたので、参考にさせていただきましたm(_ _)m

これで消費電力を約半分に抑えられるようになりました!!!

 

★計測データのプッシュ送信

最後にデータのプッシュ送信です。

これはWioLTEを選択した一番の理由にもなってくるわけですが、携帯電話用通信回線を利用できるので、計測データをサーバーに送信できます。

サーバーまで温度データが送られるようになれば、あとはそれを好きなように加工するだけです。

計測した温度を指定のメールアドレスへメールを送ることだってできます。

 

★とうとう田んぼデプロイ

細かい事を言うと、もっとたくさんのネタがあるんですが、書き始めると終わらないので省略して、最終的にこんな感じで設置しました!

気温計測のために手作り百葉箱を作って、鉄パイプの骨組みの上に設置してます。上にはソーラーパネルもあります。

 

温度もちゃんと計測できてるみたい!

 

大変だったけど、なんとか稼働までたどり着くことができましたー!

 

かなり駆け足で説明してきましたが、実際にはこれらの課題をクリアするのに試行錯誤を繰り返し、土日を使った活動とはいえ4ヶ月くらいかかってます(笑)

 

次回は、今回書いた「課題」とは違う意味で困った点などを振り返りたいと思います。

それでは!

台東区ワーク・ライフ・バランス推進企業に認定して頂きました!

 

先日、台東区より
「平成30年度台東区ワーク・ライフ・バランス推進企業」に認定して頂きました!
WYRDは平成28年度にも表彰して頂きましたので今回で2回目の認定となります。

認定分野は「子育て支援/働きやすい職場づくり」の2つです。

 

 

ブログでは、WLB(ワーク・ライフ・バランス)について書かせて頂くのは初めてなので
WYRDのWLBについてほんの少し紹介させて頂きます。

WYRDが取り組みを始めたのは2011年。
社長がWLBについての講演を聞いてきてグっ!!!ときたのがきっかけです。
その翌日に全社員宛にメールで””WLBという文字が入ったメール””が届きました。
今から7年前なのでまだWLBという言葉さえ聞いた事がない社員がほとんどでしたので全員が
「何を言っているんだろう?WLBって何??」というような空気でした。。

手始めに、タスクの見える化やノー残業デイ、会議短縮化(タイマー、ピンポンボタン)等々色々な取組を試してみますが…

どれもうまくいかない。。

ワークとライフのバランスを取るのではなくワークかライフかのどちらかに重点を置いた状態になっていってしまいました。
それでも試行錯誤を繰り返して約2年半やっと自社にあった取組を見つける事ができました。

現在は、
「私用スケジュール公開」「週1回おやつタイム」「在宅勤務導入」「有給休暇取得率目標70%」「ランチMTG」「フレックスタイム」
等を継続して行い、今では社員全員がワークとライフのバランスをうまく取れているのではないかと思っています。

 

少し話が脱線してしまいましたが、
先日の台東区の表彰式では平成30年台東区より新たに認定を受けた企業が7社、更新で認定を受けた企業が弊社含め4社でした。
認定企業の数を見てもWLBが既に当たり前の世の中になってきたんだな~という印象を受けました。

表彰式後には認定企業の皆さんとお話しする時間がありました。
私自身が感じたのは、子育て支援や働きやすい職場づくりについての取組は行いやすいようでそれぞれ色々な取組をしているようでしたが介護となると…まだ直面していないという事もあり、どのような取組をしていったらいいのか分からない。
と不安に思っている方もたくさんいらっしゃいました。

私たちもまだ介護という介護に直面した社員がいなく漠然としていますが、いざという時に慌てないためにも
色々な情報は集めておこうと思っています。

WYRDにとっても今後の大介護時代は大きな課題です。

 

田んぼIoT in 2018 その1

今年もあっという間に年の瀬ですね。
毎年、一年が短くなっていくのを感じて戦慄している豊田です。こんにちわ。

前回の記事にもあります通り、11月1, 2日、島根県松江市で開催されたRubyWorld Conference 2018に参加してきました。

Matzと弊社メンバーの会話を微笑ましく見守る私

 

本イベントGOLDスポンサーの弊社展示スペースには、田んbot(mruby/c ver.)を展示しました。

今年のRubyWorld Conference(特に2日目)のプログラムにはIoT関連のお話が多かったことからも、ここ数年のIoT分野の盛り上がりを感じます。

弊社も遅ればせながらこの流れに乗るべく、社内にIoT部を設立し活動してきました。
今回はこの一年の取り組みを振り返りたいと思います。

話が長くなるので三回くらい(もっと増えるかも?)に分けて書こうと思います。今回はその第一回。

 

# IoT部設立と目標設定
IoT部の設立は今年の年明け頃です。

IoTでなにかやろうぜ!ってことでとりあえず設立。(超簡単!)

株式会社ウィルドでは、蔵出し米.comというECサイトを運営していて、ここで販売しているお米の生産農家さんの田植え、稲刈りを毎年お手伝いしています。

そんな裏事情も手伝って、当面の活動目標は田んぼ(田植え〜稲刈りまでの期間)の状態(気温等)を監視するになりました

ちなみに正式な部員は私一人です。

 

# 課題と機器の選定
「とりあえずやってみよう精神」で始まったIoT部。

オブザーバー的な立場の弊社CTOも特段その分野に長けているわけではなく「全員が手探り」という状況からのスタートでした。

 

目標の達成にむけて、いろいろ調べた結果大きく3つの課題が見つかりました。

  • 田んぼの状態を監視するので、屋外での稼働が可能であること
    • 防水対策必須
  • 長期稼働(田植え〜稲刈り)が可能であること
    • 電源問題
    • 装置側の省電力化
  • 計測したデータは遠隔からも閲覧(場合によってはメール通知)可能であること
    • 計測データのプッシュ送信

 

温度が計測できることは大前提ですが、それに加えてデバイスの選定に大きく影響があったのが「計測データのプッシュ送信」

屋外稼働で設置場所も決まっていないのでWi-Fi利用は期待できません。当然ながら携帯電話用通信回線を利用した通信に行き着きました。

田植えまで時間があまりなかったことや、IoTのノウハウがない状態での取り組みでしたので、その他ハードウェア/ソフトウェアの実装の容易さ、IoTに特価したSIMが利用可能といったプロトタイプを作るハードルの低さも加味しつつ検討した結果、株式会社ソラコムさんの「Wio LTE JP Version」を利用することに決まりました。

Wio LTE JP Version

 

今回作るシステムの全体像はこんな感じ。

 

と、書き始めると全然終わりが見えませんが、結構長くなってきたので今回はこの辺にしておきたいと思います。

さてさて、IoTのIもわかっていないメンバーで、本当にここまでたどり着くことができるんでしょうか。

次回の記事もご期待ください。