応用情報技術者試験に合格しました

Tech

こんにちは。山屋です。

先日、応用情報技術者試験に合格しました!今回は勉強法や受験して良かったこと等を書こうと思います。

応用情報技術者試験とは

こちらにある通り、ワンランク上のITエンジニアのための試験です。

(他に詳しく説明している記事がたくさんあると思うので、ここでは簡単に説明します)

午前試験はマークシート式で広く知識を問う問題が、午後試験は分野を選択して記述式で深い知識を問う問題が出題されます。それぞれ60点以上が合格ラインです。

午後試験では、「情報セキュリティ」に加えて以下の分野から4つ選択して回答します。

  • 経営戦略
  • プログラミング
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組み込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

私は午前試験が68.75点、 午後試験が63点でした。(ギリギリ!)

なぜ受験したのか

業務中にわからない用語やイメージしにくい事柄がたくさんあると感じていました。具体的にはデータベース、SQLについてです。

ITに関する幅広い知識が問われるこの試験の勉強をすれば解消できるかも、と考えて受験しました。

加えて、セキュリティ分野に興味があるのでその勉強もできればと考えていました。

勉強の進め方

学習は試験の約半年前から始めました。ただし途中で1ヶ月ほど学習をストップしたり、ほぼ学習しない期間があったりしたので実質3,4ヶ月ほどだと思います。

(私の場合は合格点ギリギリになってしまったので、もう少し学習量を増やした方が良かったですね…)

午前試験

教本(キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者)を一通りざっと読む→過去問道場で過去問10年分を解く→理解が浅い分野を把握したらもう一度教本を読んで理解する→過去問道場を解く… という流れで学習を進めました。

人によると思いますが、私の場合は過去問が6割程度解けるようになったら午後試験の勉強を開始しました。ただし、時間経過で内容を忘れてしまうので午後試験の勉強を始めてからも午前試験の勉強を並行して行うようにしました。

午後試験

午後試験は選択制なので、まず回答する分野を考えました。

問題集(応用情報技術者 午後問題の重点対策)をざっと読んでみて、勉強したいまたは得意そうな分野を6分野ほどピックアップしました。(本番で難しい問題が出題された時に備えて多めの分野にしました)

あとは問題集をひたすら解くだけです。収録されている過去問分が理解できるよう、繰り返し解きました。

勉強して良かったこと

受験するきっかけになった、業務中のわからなかった単語の意味を知ることができました。

具体的にはデータベース関連での「第○正規化」といった単語は聞いたことはあったものの実際にどんな表だったっけ…となっていたり、SQLの理解が全体的になんとなくだったりしていたのですが、理解が深まったと感じています。

 

まだ業務で試験で勉強したことがそのまま役に立ったという場面はないのですが、つい先日、認証に関する実装を検討する際にやることのイメージが掴みやすくなったと感じました。(具体的にはRSAといった暗号アルゴリズムの話は試験勉強で出てきたなと思いました)

応用情報技術者試験のように幅広い分野を学習することは、「全く知らない」ということを減らして初めてやることへの抵抗感を薄め、理解を早めてくれるのではないかなと個人的には考えています。幅広いことの単語を知ることができるので、調べることすらできないという状態になるのを避けられるかなと思います。

 

もう一つの受験の目的であったセキュリティ学習については、不正アクセスの手法や適切なネットワーク構成、OSI基本参照モデルなど基礎的なことが学べて良かったです。

以前の記事TryHackMeでセキュリティ学習をしていて応用情報技術者試験の内容と被っているところがあると書きました。

TryHackMeは日本語版がないというデメリットはあるものの、アニメーションを用いてわかりやすい・ゲーム感覚で学習を進められるというメリットがありました。

セキュリティ学習という観点で見ると、日本語で他の分野も幅広く学べる応用情報技術者試験と、英語ができる人にとってはわかりやすくセキュリティに特化して学べるTryHackMeのどちらでも基本的なことは学べるのではないかなと思います。(私は英語が苦手なので前者の方が勉強になりました)

終わりに

何はともあれ一回で合格できて良かったです。

資格試験というお金がかかり制限時間もあるという環境で勉強することはプレッシャーではありますが、その分効率的に勉強できる面もあります。もし幅広い知識を身につけたいのであれば、(基本or応用)技術者試験を受験するのは選択肢に入れて良いと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました