田んぼIoT in 2018 その1

今年もあっという間に年の瀬ですね。
毎年、一年が短くなっていくのを感じて戦慄している豊田です。こんにちわ。

前回の記事にもあります通り、11月1, 2日、島根県松江市で開催されたRubyWorld Conference 2018に参加してきました。

Matzと弊社メンバーの会話を微笑ましく見守る私

 

本イベントGOLDスポンサーの弊社展示スペースには、田んbot(mruby/c ver.)を展示しました。

今年のRubyWorld Conference(特に2日目)のプログラムにはIoT関連のお話が多かったことからも、ここ数年のIoT分野の盛り上がりを感じます。

弊社も遅ればせながらこの流れに乗るべく、社内にIoT部を設立し活動してきました。
今回はこの一年の取り組みを振り返りたいと思います。

話が長くなるので三回くらい(もっと増えるかも?)に分けて書こうと思います。今回はその第一回。

 

# IoT部設立と目標設定
IoT部の設立は今年の年明け頃です。

IoTでなにかやろうぜ!ってことでとりあえず設立。(超簡単!)

株式会社ウィルドでは、蔵出し米.comというECサイトを運営していて、ここで販売しているお米の生産農家さんの田植え、稲刈りを毎年お手伝いしています。

そんな裏事情も手伝って、当面の活動目標は田んぼ(田植え〜稲刈りまでの期間)の状態(気温等)を監視するになりました

ちなみに正式な部員は私一人です。

 

# 課題と機器の選定
「とりあえずやってみよう精神」で始まったIoT部。

オブザーバー的な立場の弊社CTOも特段その分野に長けているわけではなく「全員が手探り」という状況からのスタートでした。

 

目標の達成にむけて、いろいろ調べた結果大きく3つの課題が見つかりました。

  • 田んぼの状態を監視するので、屋外での稼働が可能であること
    • 防水対策必須
  • 長期稼働(田植え〜稲刈り)が可能であること
    • 電源問題
    • 装置側の省電力化
  • 計測したデータは遠隔からも閲覧(場合によってはメール通知)可能であること
    • 計測データのプッシュ送信

 

温度が計測できることは大前提ですが、それに加えてデバイスの選定に大きく影響があったのが「計測データのプッシュ送信」

屋外稼働で設置場所も決まっていないのでWi-Fi利用は期待できません。当然ながら携帯電話用通信回線を利用した通信に行き着きました。

田植えまで時間があまりなかったことや、IoTのノウハウがない状態での取り組みでしたので、その他ハードウェア/ソフトウェアの実装の容易さ、IoTに特価したSIMが利用可能といったプロトタイプを作るハードルの低さも加味しつつ検討した結果、株式会社ソラコムさんの「Wio LTE JP Version」を利用することに決まりました。

Wio LTE JP Version

 

今回作るシステムの全体像はこんな感じ。

 

と、書き始めると全然終わりが見えませんが、結構長くなってきたので今回はこの辺にしておきたいと思います。

さてさて、IoTのIもわかっていないメンバーで、本当にここまでたどり着くことができるんでしょうか。

次回の記事もご期待ください。